妄信の効用~兄の受験回顧録~
兄の偏差値は小6最終の合不合模試で35でした。
娘の数倍のんびりさんだった兄。
どの学校もすべて合格圏外。
はじめての子供の受験で何も見えていなかった母は、どっかでがんばれば成績あがるのでは、なんて夢のような期待を持っていましたが、小6秋の終わりをこんな感じで迎えました。
その最終の模試会場で、親向けの受験説明会があり、四谷大塚の先生がこんな話を。
「小学生は幼いから、気分で成績が上下します。親とケンカしてとか、ヤル気満々な時とか、気分次第で偏差値は10は変わりますね。」
え?そういうものなの?いい気分でいれば、偏差値は35でもなんとかなりますか?
それからは兄がどうであろうと、ほめまくりました。成績の悪い息子をほめるのは本当に骨がおれましたが、ほめました。
ほめられ過ぎて、ニコニコと受験会場に向かった息子。受験前から自分の合格を妄信していました。妄信ぶりだけは他の生徒に負けませんでした。
最終的に偏差値50弱の第一志望の私立に合格をいただけました。
ああ、こうやるのかと。
これで良かったんだ。叱る必要はなかったんだ、
とその時に思ったのですが。
今年の受験。
なかなか真っ最中はうまくいかないもの。
最近ナツコもなにかと楯突いてきます。
女の子はまた難しい。
この問題わからないー。お母さ~ん。来てー。
と母を呼んだくせに、
もういい、あっち行って、とか。
なんだと~。
青筋をたてつつ、ニッコリ。
うん、わかった、
あっち行くね。ナツコ頑張ってるね。
なんか気持ち悪い母さんだな。
でもケンカしてる場合でもない。
女子には女子の難しさがあるのですね。
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